電子メールの使い方(/usr/ucb/mail)
教養ゼミ(CVとその周辺)教材
UNIXで電子メールを使うにはメールコマンドといわれるものを使う。ここではmail(/usr/ucb/mail)
コマンドの使い方を示す。(他のメールコマンドとしてmail(/bin/mail)やmnews(教育用計算機の
Solarisに入っている)がある。)
%(コマンドプロンプトという)、{Mail}&(mailコマンド上でのコマンドプロンプト)、subject:、
Cc:は入力する必要なし。∠はリターンキーを入力、?はスペースキーを入力、~のついたコマンドは
入力モード時のコマンドを意味する。
●送信するには
%mail ? アドレス ∠アドレス(例 oshima@isl.tosho-u.ac.jp)
subject:題名 ∠ 題名(英数字のみ)を入力する。この後、入力モードになる。
~e ∠ テキストエディタ(mule)を起動させる。muleの画面上で内容を入力して ctrl-x
,s ctrl-x,c でmuleを保存、終了させる。
~r ? ファイル ∠ メールの中にファイル(テキストファイル)を差し込みたい時に使う。そうでない
場合は使わない。
. ∠ 入力モードを終了し、送信の手続きを取る。送信を止めるには ctrl-c を2回入力
する。
Cc:アドレス ∠ 複数のアドレスに送信するにはここでそのアドレスを入力する。そうでない場合は ∠ のみ。
●読むには
%mail ∠ 未読及び新着のメールの一覧が表示されるので読みたい{Mail}&番号 ∠番号を入力する。
メールの内容が1つの画面で表示しきれない時は ? で続きが表示される。
{Mail}&mbox ∠ 今読んだメールをメールボックス(受信箱)に一時的に入れる。
{Mail}&c ? ファイル ∠ メールを独立したファイルに保存する時に使う。
{Mail}&q ∠ メールをメールボックスに保存して終了する。
{Mail}&x ∠ メールをメールボックスに保存しないで終了する。メールは別のところに保管され、未読
扱いとなる。
●返事を書くには(mailコマンドが起動している状態で)
{Mail}&r ? 番号 ∠ 番号に対しての返事を書く。この後、入力モードに
なる。
~m ? 番号 ∠ 番号の内容を引用して返事を書く時に使う。この時は行頭に引用符>がつく。
~f ? 番号 ∠ とすると引用符はつかない。
~e ∠ テキストエディタ(mule)を起動させる。これ以降の操作は送信するにはと同じ。
●過去に来たメールを読むには
%mail ? -f ? mbox ∠ メールの一覧が表示されるので読みたい番号を入力す
{Mail}&番号 ∠ る。
{Mail}&q ∠ 終了する。
●過去に出したメールを読むには
%mail ? -f ? .record ∠
メールの一覧が表示されるので読みたい番号を
{Mail}&番号 ∠ と入力する。
{Mail}&q ∠ 終了する。
●マニュアルについて
・mailコマンドについては %man ? mail ∠
・mailコマンド中のコマンドについては {Mail}&help ∠
・mailコマンド中の入力モード時のコマンドについては ~? ∠ で見る事ができる。
●メールの転送について
別のアドレスにメールを自動的に転送させるには .forward というファイルを用意し、その中に転送先のアドレスを
書いておけばよい。
・.mailrcファイルを編集する事によってカスタマイズする事ができる。
質問・連絡は oshima%kaiyodai.ac.jpまで