寮の在り方改善の今後の方策について(2)

                                  2000.08.28 方針検討メンバ ・寮のあり方を抜本的に改革するべき時期に来ていることは、学内の概ねのコンセンサス が抽象レベルでは認められていると考えてよいと思われる。来年4月を期して現状より大幅 な改善の一歩を踏み出すべきである。改修後のあるべき姿を早くから想定し、そこへの軟 着陸の第一歩との位置づけも同時に考えるべき。 ・寮の改修予算がもしごく近い時期に認められるようだと、事態は急を要する。一方、来 年4月を期しての改革は実際上ぜがひでも行うべきで、急いで検討すべきである。いずれに せよ、できれば11月 2日に行われるオープンキャンパスまでにちゃんとした方向性を打ち 出し、新しい寮のあり方を反映した入寮に結びつけることが望ましい。 ・当面来年4月を期して次のことを行うよう提案(とまとめ):  (1)入寮規則・運営ルールの大幅な改革 その骨子は:   ・寮に入るにふさわしい者(ふさわしくない者の例:成績不良者、粗暴な者、上級生    をかさにきる者等)だけを審査(大学が行うのを基本とする)の上入寮させる   ・部屋割りについては大学が決めるのを基本とする。   ・適当な間隔(半年ごと)で部屋割りを変える  (2)1棟を確保し、1年生はすべてそこに入れ、各室は2名とする。各フロアごとの残り   の部屋に人選の上、若干人数の上級生を入れる。上級生の人選に当たり、もっともふ   さわしい者を選ぶ。また大学院生をフロアマネージャとして入れることも検討する。   フロアマネージャは居住費用不要にする、あるいは若干の手当てを出すことも考慮す   る。一部のフロアには大学院生を含む留学生を受け入れ、日本人学生は希望者を優先   し国際交流フロア(仮称)とし異文化への寛容の精神を養う。これは外部評価の指摘   (別紙参照)にもかなう。このフロアのフロアマネージャには外国人も含める。  (3)上の1棟を除いた残りの棟について、新しいルールを適用して大幅な入れ替えを行   う。もし、改修が急に認められれば、改修に伴う一時的棟を1棟確保する(通常の部   屋割りの対象外とする)。いずれにせよ人数的には可能なはずである。  (4)上記の在来生の部屋割りは新1年生のやり方をモデルケースにするとともに、来るべ   き改修後のあるべき姿にも照らして行う。また、次年度以降に女子、留学生、大学院   生の受け入れも考慮する。  (5)管理人を置くこと、および寮費の値上げ 管理人の職務を明確化すべきである  (6)寮の内外をできるだけきれいにし、面目を一新したい。あらゆる方策(予算のかき  集め、ボランティアを募る等)をさぐり、ベターな環境にする。  (7)具体案がまとまったら、できるだけ学内のコンセンサスを取り協力を求める。寮生  には改革の趣旨を周知し、単なる寮の問題を超えた大学の改善に結びつけるよう協力を  求める。  (8)よい方向性が出てきたら対外的にもアピールする。                         以上


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