ワーキンググループ検討報告
寮の在り方小委員会資料R3-3 2000.07.21
以下ではWGの議論の結果を
(1) 4月からのソフト面の変更について
(2) 改修後のあり方について
に分けて述べる。
(1) 4月からの変更点
● 4月から新入生にのみ同学年での部屋割りを実施
● 契約書の作成と一年ごとの更新
● 大学の規程に
(i) 在寮年限最長4年と明記すること、
(ii)「懲戒処分を受けた者」や「寮費を滞納した者」
に対して副学長が退寮を命じること、
(iii)学生委員会で毎年入寮者を決定する。新入生の
部屋割りも学生委員会で決定する。
の3点についてはWG内の一応の合意が得られたが、
寮生大会での流れを踏まえ、もっといろいろな
案を用意すべきとの意見があった。また、
管理の基本形態や共益費の徴収に関しては大学側
で決めるべきという考えもある。
管理人を4月から置くことも提案された。しかし合意には
いたらなかった。
(2) 改修後の寮の形態については1人部屋か、2人部屋か
について議論がまとまらなかった。しかし学年棟という
考え方には全員否定的であったように思われる。
以下では議論された案について利点・欠点を述べ、
委員会の議論に委ねる。
ちなみに共同浴室は残る予定である。
1人部屋(シャワー・トイレ・TV端子・LAN接続端子つき)
利点:プライバシーの確保・快適な住環境の提供により
個室を当然と考えるであろうこれからの学生に
アピールできる。
大学院生や留学生を生活させるのに無理がない。
欠点:普通のマンションに住むのと変わらず、社会性が
育たない。学生が孤立して、苦境にあるときにうまく
学生生活を乗り切れない恐れがある。
1人部屋(シャワー・トイレ・キッチンを各階で共有)
利点:学生が食事・風呂等を共有することにより自然に
学生間の交流が生まれる。
欠点:夜トイレにたつ場合や朝シャワーをあびる場合を
考えたとき、必ずしも快適とはいいがたく、
将来的に不人気になる恐れがある。
2人部屋(ドア・シャワー・トイレは個別で、個室のあいだの
壁を一部壊して2人部屋にする)
利点:個室のよさを保ちながら学生が孤立しないようにする
欠点:将来個室に改造しようとしても予算はない。
また3部屋でひとつのユニットゆえ、個室と2人部屋
が交互にできる。(3−4年は個室にすればよい?)
2人部屋(シャワー・トイレは各階共有)
利点:??
欠点:??
部屋の大きさを原案より細長くして部屋数を確保すべき
という意見があった。またそれへの反対意見があった。
共益費については1万5千円から2万円ということで
とくに異論は出なかった。新入生のみから徴収する場合は
管理人を頼む時間や日数、および共有部分の清掃の
実施規模の縮小で対応することになると思われるが、ここで、
管理人については女子寮・男子寮に一人ずつ、または
全体でひとりという案が出され、また通いの管理人が
よいであろうという結論となった。しかし事務方の試算が
間に合わないこともあり、具体的な議論は進まなかった。
また2交代制にして遅くまで管理人がいたほうがよいという
意見があった。
共有部分の業者委託による清掃については、その結果
学生が共有部分を清潔に保つことに無責任になる恐れに
ついての危惧が表明された。
その他、電気のメーターについては各部屋につけたほうが
よいであろうという結論になった。他方ガス・水道については
いらないであろうという結論になった。集計して各部屋毎
に徴収する事務的な手間の煩雑さについて注意があった。
電話は携帯の普及していることから各寮に公衆電話を設置
することで問題がないと思われる。
エアコンについては事務方から設置の方向で考えているが
部屋が狭すぎて無理な場合は学生負担による家庭用エアコン
の設置にならざるを得ない、という回答があった。
以上
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